元旦の夜に

2017年始まりの日。

夫の実家へ家族揃って挨拶に行ってきた。

久々にみんなで食事をして子供たちの成長も見てもらえた。

 

ふと思うのは子供たちにとってお正月の思い出は何になるのだろう?と。

 

私が幼かった頃は祖母がお餅を作ってくれていて、その時の湯気の匂いとかつきたての美味しさが忘れられない。

ピンと張りつめた寒さの中でホカホカの湯気に包まれながら柔らかなお餅をみんなで丸めていく姿。

年末の慌ただしさの中にある楽しみだったと思う。

こうして季節の匂いや味を届けてくれたのは祖母だった。

季節が巡る度に思い出す景色があるのは幸せな事、それを伝えてくれた祖母がいてくれてよかった。

 

私も実家を離れて暮らしている今、子供たちに残せるものはあるのかな?

暮らしの中で季節を感じていけるよう

祖母や母から受け取ったバトンを渡していけますように。